Q. シャッターが反転上昇する
シャッターが閉まる途中で、巻きあがってしまう場合。
光電管センサーのキャンセル位置を再設定してください
光電管センサーがフレームの床面から80cm程の高さに取り付けられています。
このセンサーが反応して、シャッターが下がってこない可能性があります。
光電管センサーのキャンセル位置を再設定してください。
光電管センサーの「キャンセル位置」とは?
光電管センサーはフレームの左右に付いており、相互の光が遮られると、下降を止めて上昇します。
通行中にシャッターが降りてこないのはこのセンサーがあるためです。
光電管センサーのキャンセル位置とは、シートでセンサーを遮っても、下降を止めて上昇しないように、センサーをOFFにする機能です。
キャンセル位置が光電管センサーより低い位置で設定されている場合
下降中の振動や風でシートが光電管センサーを遮ってしまい、キャンセル位置に届く前にシートが上昇します。
キャンセル位置が光電管センサーより高い位置で設定されている場合
シートが光電管センサーを遮ってもOFFの状態であるため、下限位置まで下降します。
光電管センサーのキャンセル位置設定時の注意点
光電管のキャンセル位置が高すぎると、通行中にシャッターが下降する恐れがあります。 光電管センサーの10cm程度上の位置で設定していただきますよう宜しくお願い致します。
※コントローラーによって操作方法が異なります。
KVコントローラーの位置設定方法
-
位置設定モードに切り替えてください
-
『停』を押しながら、『▲開』+『閉▼』+『自/手』+『ECOモード』を3秒以上長押ししてください。「ピー」というアラーム音が鳴り、位置設定モードに切り替わります。
位置設定モード中は液晶画面に「イチセッテイ」と表示されます。
-
『▲開』『閉▼』を押している間ゆっくり動作し、手を離すとその場で停止します。
3秒以上押し続けると動作速度が速くなります。
-
『停』を押しながら、『▲開』+『閉▼』+『自/手』+『ECOモード』を3秒以上長押ししてください。「ピー」というアラーム音が鳴り、位置設定モードに切り替わります。
-
上限停止位置を設定してください(全開位置の設定)
- 上限を設定したい位置で『確定』を押しながら『▲開』を押してください。
-
液晶画面に「P01 イチセッテイ ジョウゲン」と表示されたら設定完了です。
-
下限停止位置を設定してください(全閉位置の設定)
- 下限を設定したい位置で『確定』を押しながら『閉▼』を押してください。
-
液晶画面に「P02 イチセッテイ カゲン」と表示されたら設定完了です。
-
ECOレベルを設定してください(ECOモードで停止する位置の設定)
- ECOを設定したい位置で『確定』を押しながら『ECOモード』を押してください。
-
液晶画面に「P03 イチセッテイ ECOレベル」と表示されたら設定完了です。
※ECOモードを使用しない場合は、必ず上限の位置でECOレベル設定を行ってください。
-
光電管キャンセル位置を設定してください
-
光電管センサー1キャンセル位置を設定してください。
- キャンセルしたい位置で『自/手』を押しながら『▲開』を押してください。
-
液晶画面に「P04 イチセッテイ コウデンカン1」と表示されたら設定完了です。
-
光電管センサー2キャンセル位置を設定してください。
- キャンセルしたい位置で『自/手』を押しながら『停』を押してください。
-
液晶画面に「P05 イチセッテイ コウデンカン2」と表示されたら設定完了です。
-
光電管センサー3キャンセル位置を設定してください。
- キャンセルしたい位置で『自/手』を押しながら『閉▼』を押してください。
-
液晶画面に「P06 イチセッテイ コウデンカン3」と表示されたら設定完了です。
-
光電管センサー4キャンセル位置を設定してください。
- キャンセルしたい位置で『自/手』を押しながら『ECOモード』を押してください。
-
液晶画面に「P07 イチセッテイ コウデンカン4」と表示されたら設定完了です。
-
-
通常運転モードに切り替えてください
- 『停』を押しながら、『▲開』+『閉▼』+『自/手』+『ECOモード』を3秒以上長押ししてください。
-
「ピー」というアラーム音が鳴り、通常運転モードに切り替わります。
-
運転確認を行ってください
設定した位置でシャッターが停止するか、運転確認を行ってください。
一度開閉させることでサンプリングが終了し、運転モードの切り替えが可能となります。
※パイプレスシャッターの場合、設定後はサンプリングモードになっているため手動モードから自動モードへ切り替わりません。